福島県のとある田園に佇む平屋住宅。
こちらのお施主様はもともと東京にお住まいでしたが、「自分たちにとっての田舎をつくりたい」という想いから自然豊かな福島へ移住をされました。

設計を行った佐久間代表は、里山の原風景にいかになじませるかに重点を置き、昔ながらの住宅を再現するのではなく、オリジナリティを持たせたつつ景観の調和を計るデザインに仕上げました。

スケール感を抑える事や、床天井などの自然素材にこだわり、
這うように低く構えた変形切妻屋根のラインを栗の丸太で支えました。

木は適材適所に樹種ごとの個性を活かすことが大切で、
外部では対候性のある屋久島地杉やレッドシダー、
内部では床にブラックウォールナット、天井に杉やレッドシダーを使用しました。
車庫部分には屋久島地杉の2次加工品を、厚み・巾の異なる5種類の材をそれぞれ組み合わせ、ファサードが美しくなるように全ての使用位置を指定し作られました。

この「田園の平屋」は、人や暮らし、そして自然素材のエイジングと地域とのつながりが結びつくように考えられた建築となっております。

■建築概要
木造平屋建て
敷地面積198.75㎡
床面積163.97㎡

■採用商品
屋久島地杉S4S節有ボード30×230・30×170・20×190・20×125
・20×105の5種類。
木製サッシ米松2枚引込みヘーベシーベ
スチール製断熱オーバースライダーガレージドア
レッドシダー

■会社情報
株式会社エア-コーポレーション
福島県郡山市安積町南長久保2-27-1
https://airco.jp/