愛知ゆとりある住まい推進協議会すまいる愛知住宅賞(平成20年度)受賞『マメの木』






この住宅は、昭和47年ごろ一体の山を切り崩し造成された住宅団地の一角にあります。4方向住宅に囲まれている土地のためプライバシーを守り視線を遮ることが問題となりました。敷地全体を使い建物を建て、2つの中庭をつくりました。

大きな壁を建てて完全に街と遮断するのではなく角度を振ったルーバーを付けることで、室内までは視線が届かず中庭の木や花が隙間から見えるようになっています。

また夜にはルーバーの隙間から生活の明かりが漏れ、それが街の明かりにもなります。

住宅街の中でプライバシーを守り、視線を遮るということを問題としながらも、街とのつながり、また家族とのつながりも大切にした住まいです。

住宅街の中でプライバシーを守るということを問題とし、視線を遮りながらも街にやさしい表情を与え街とのつながり、また家族とのつながりも大切にした住まいです。

デザイナーの思い
隙間なく家が建ち並ぶ住宅街では、建物が街の表情を作り出します。
また住宅街では視線を気にすることで、外部から閉ざし、暗い家の中で過ごすことになってしまっていると思います。
プライバシーを守りながらも、一つ一つの家がすこしずつ街に対する思いやりをもった家づくりをすることで、街の表情を変えられるということを伝えるきっかけとなる住まいとなればと思っています。

■建築概要
現場名「マメの木」
建築場所:愛知県
用途:専用住宅(木造2階建)■ご採用商品
外装:ウイルウォールT&Gパネル(節有)
室内フロアー:オーク・ナチュラルグレード オイル塗装
バーチ・ラスティックグレード オイル塗装
階段:タモ無垢材(無塗装)1階~中2階
バーチ無垢材(無塗装)中2階~2階

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