OPEN!FURNITURE 2019 参加レポート
10月19日(土)東京都港区芝浦付近で開催されたこのイベントに、仙台営業所のメンバーが参加してまいりました。
OPEN!FURNITUREとはどんなイベント?
『街歩きや家具の制作、アートイベントなどを通して、港区のパブリックスペースの新しい可能性を発見するプロジェクトです。
今回は港区のコミュニティスペースや神社、個人商店などと連携し、まちの中を舞台としながら、それぞれの拠点で誰でも使える家具(パブリックファニチャー)を制作します。
家具をコミュニケーションのツールとしてそしてそこに集う人たちが交流できる場や地域の中に安らげる場をつくっていきます。』
(当イベントサイトより抜粋 )
主催はSHIBAURAHOUSE様、トラフ建築設計事務所様、石巻工房様。
チャネルオリジナルは今回、屋久島地杉材の材料提供というかたちで関わらせていただきました。
石巻工房様と仙台営業所とはもともと繋がりがありましたが、こういった取り組みで協力をするのは今回が初めて。
こちらのイベントも回を重ね、今年は家具を設置するエリアが広がり製作台数も増加。
皆様に愛される良い材料を探していらっしゃったところ屋久島地杉材を提案。
別案件で屋久島地杉を検討頂いていたタイミングでもあったため、一度使ってみたい!と今回の協力が実現しました。
石巻工房様では特に作り方をしっかり伝える事を意識されています。
これは震災後、復興支援で家具製作をしていたとき感じたことで、
ただ家具を提供するだけではなく作り方(技術)をしっかり教えていく事で人に伝わり、技術は残り続けるからだとおっしゃっていました。
今回のイベントへの参加者は運営者を除き、一般の方18名。
まずイベントのはじめにチャネルオリジナルから屋久杉と地杉の違い、環境、歴史背景、特徴(油分・芳香性が高いなど)をお話させて頂けました。
普段あまり意識することがない「木の質感や香り」を、「屋久島の杉を使ってDIYをした」ことで特別に思っていただけたようで、特に香りに関して皆様から大変好評を頂きました。
事前製作を含むベンチ19台・椅子6台を製作後、許可を頂いた店舗や施設へ設置。
設置した家具はすべて提供になるので、その場所で使い続けていかれます。
設置させていただいた皆様にもとても喜んでいただけました。
ただ家具を置かせていただくだけではなく、誰かが利用し、人が集まり、交流が生まれる。
それが町おこしに繋がり、また景観を良くしていく。
そういったところが、「建築の外観は社会の財産」として木の外観を広めていく
チャネルオリジナルとも通ずるところがあると、今回のイベントを通し共感した想いでした。
こういった取り組みは、地域の方や自治体からの理解が必須で簡単にできることではありません。
ですが、「地域の活性化に繋がる取り組み」は全国どこでも必要なことではないでしょうか。
このような取り組みが広まっていけば、きっと今よりもっと素晴らしいまちが増えていくのだろうと強く感じています。