大阪市内の閑静な住宅街に、白を基調とし等間隔にラインが入った外壁と、切妻屋根がモダンさを感じさせるO様邸が佇みます。この建築を手がけたのは、大阪市を拠点に持ち、自然素材を活用した注文住宅や店舗など多彩な空間を設計される新川設計事務所。所長 新川貴久様にお時間をいただき、建築士を志すきっかけとなったストーリーや、建築に「木」を取り入れている理由についてお話しを訊きました。
O様邸
1階の大半を土間とし、2階にLDKをゾーニングしたO様邸。広々とした約7㎡の土間は「階段を上がっていただかなくても、ソファーを置いて気兼ねなくお話ができるような場所にしたい」というお施主様の想いから生まれたのだとか。2階に貼ることを想定していたウエスタンレッドシダーのパネリングも、あえて土間に貼り、O様邸を訪れる人の心を癒します。